2度の失敗を経て3号機へ。小型衛星需要の高まりの中で、日本発"宇宙宅配便"は軌道に乗れるのか

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スペースワンの豊田正和社長は、2度目の打ち上げ後に行われた会見では、次に生かせるデータを収集できたとして「失敗とは捉えていない」と述べた。また、この会見にオンラインでコメントした経済産業省製造産業局長の伊吹英明氏は「完璧な成功には至らなかったのは残念」と率直に述べつつ「誰よりもリスクに立ち向かっているスペースワンの次回の打ち上げに期待している」とした。

結果を出すことが期待されるカイロス3度目の挑戦

初号機と2号機のインターバルが9カ月という短期間で行われため、カイロス3号機もそれほど待たずに準備されると思った人は多かったかもしれないが、スペースワンからは次の打ち上げに関するアナウンスはなかなか出なかった。

ただ、スペースワンは2025年4月にXアカウントを開設し、ロケットを宇宙に飛ばす場所とはとても思えない、スペースポート紀伊ののどかな日常の(ときおり野生の鹿が現れたりする)様子をはじめ、地元からの応援メッセージ紹介や、フィリピンで開かれたアジア・太平洋地域宇宙機関会合(APRSAF)への参加報告など、バラエティに富んだ活動を世界に発信している。

カイロス3号のミッションマーク(画像:スペースワン)

また、カイロス3号の打ち上げに向けて、同社はこの打ち上げを支援したいと思う人々や企業が手軽に参加できるクラウドファンディングを「READYFOR」で開始している。支援枠は5000円から用意されているのだが、金額に応じた返礼品が用意される枠もいくつかある。もしカイロスの打ち上げを応援したいと思う場合は、支援を検討してみてもいいかもしれない。

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