<正月ギフトにも>孫や子どもに贈る「おもちゃ」は?2025年トレンドは「室内×知育」、猛暑・感染症・多忙など"外遊びの限界"に切り込むアイデア

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

一方、ドリームスイッチは、寝る前の時間を活用するプロジェクター型絵本。2017年の発売以降、育児世代を中心に支持を広げ、シリーズ累計の販売台数は60万台を突破している。2025年のリニューアルでは、よりコンパクトで価格を抑えたモデルが登場した。従来モデルと比べて価格は約半分、本体サイズも約50%小さくなり、寝室だけでなく車内など、さまざまなシーンで使いやすくなっている。

ドリームスイッチ
(セガ フェイブ提供)
ドリームスイッチ
(セガ フェイブ提供)

セガフェイブの担当者は、「未就学児を持つ家庭では、『おうちで安全に楽しく遊べる』ことを前提に、知育要素があり、親が無理なく子どもと向き合える玩具が求められている」と話す。両商品は、消費者が選ぶクリスマスおもちゃのランキングでも上位にランクインしており、室内遊びと知育を両立する玩具への関心の高さがうかがえる。

広がる「体験型」玩具の選択肢

室内で「体験」できることを軸にした玩具は、低年齢向けにとどまらず、小中学生向けまで幅広い層に支持を広げている。

例えば「アンパンマンくみたてDIY」は、工具を使ってパーツを組み立てることで完成させる知育玩具。キャラクターの安心感がありつつ、手先を使う工程が多く、完成まで集中して取り組める点が特徴だ。未就学児向けの定番商品として安定した人気を集めている。

アンパンマン組み立てDIY
(セガ フェイブ提供)

「AI搭載“消える”◯×ゲームBOLT」は、古典的な「マルバツゲーム」と、最新のAIが融合したデジタルボードゲームだ。電子表示によって盤面が自動でリセットされる仕組みで、繰り返し遊ぶことができる。ルールがシンプルなため、子どもだけでなく、大人も一緒になって楽しめる点が支持されている。ひとりっ子世帯が増える中、AIを相手に「ソロプレイ」で1人でも遊べる点や、難易度が自動調整される点が、遊びやすさにつながっている。

次ページ子ども自身が主体的に関われる体験を提供
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事