<正月ギフトにも>孫や子どもに贈る「おもちゃ」は?2025年トレンドは「室内×知育」、猛暑・感染症・多忙など"外遊びの限界"に切り込むアイデア
こうした傾向は、玩具専門店の売り場にも表れている。老舗玩具専門店・博品館TOY PARK 銀座本店の堅田朋宏氏は、今年のトレンドについて「世代を超えて楽しめること」や「体験そのものに価値があること」が重視されていると話す。
売り場では、子どもが一人で遊ぶためのおもちゃというよりも、親や祖父母がそばで見守ったり、一緒に関わったりできる商品が選ばれる傾向が強いという。特に正月の帰省時には、祖父母がその場で孫の反応を見ることができるため、「どう使われるか」が想像しやすいおもちゃが支持されている。
堅田氏はまた、「室内で使えること」「生活の中に自然に組み込めること」も重要なポイントだと指摘する。特別なイベント用ではなく、日常の延長線上で使えるかどうかが売れ行きを左右している。
室内で体を動かし、学べる人気商品
このような背景から、実際に支持を集めているのが、セガ フェイブの「運動・知育・遊びもいっぱい!GoGo!アンパンマンサイクリング」と「ドリームスイッチ」だ。
「おもちゃ情報net.」が実施したアンケート「お子さんやお孫さんに贈りたいクリスマスおもちゃ2025」の「じいじ・ばあばが選んだおもちゃトップ5」では、アンパンマンサイクリングが1位、ドリームスイッチは5位に入った。
アンパンマンサイクリングは、室内でペダルを漕いで遊べる運動系玩具。テレビと連動し、映像に合わせて体を動かす仕組みになっている。運動と遊び、さらに知育の要素を組み合わせている点が特徴だ。「天候に左右されず、体を動かせる点が評価されている」(堅田氏)とされ、室内需要の高まりを象徴している。


















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