ミス慶應SFCグランプリ→IT企業→ベテランばかりのMBA→新卒では「あえて避けた」外資系コンサルへ 常に"いばらの道"を突き進む彼女の事情

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小杉さんは現在26歳。周囲の友人も徐々に結婚し始めている時期でもある。しかし、そんな状況でも他人と比べて焦ることはないという。

「私は昔から、『明鏡止水』(邪念がなく、心清らかで澄み切った状態)という言葉を大切にしているんです。他人と自分を比べて心が乱れると、自分にとってよくない方向へ進んでしまう。だからこそ、『人は人、自分は自分』という精神で日々生きています」

ゼミやMBA、ミスコンの経験を活かし、さらなる高みへ

ミスコンに出る理由は人それぞれだ。ミスコンを経てアナウンサーや芸能の道に進む人もいる一方、ミスコンを自己成長の機会として捉える人も多いことは本連載でも言及してきた。

今回の小杉さんはどちらかと言えば後者にあたるが、ミスコンを通して得た知識や経験のうち、直接的に社会人生活に活きていることはそこまで多くないかもしれない。むしろ、現在の小杉さんを形成したのは、大学時代のゼミやMBAコースでの学びであろう。

それでも、ミスコン活動中のLIVE配信やSNS発信、撮影、イベント出演などの経験は、間違いなく小杉さんの血となり肉となっている。

「ミスコンは大変なことも多かったので、100%楽しい思い出ではありません。でも、ミスコンに出たことは私にとって意味のあることでしたし、グランプリを獲れたことも自分の自信に繋がりました。ミスコンに出たことに後悔はないです」

小杉さん
小杉さんは、今後も自分の意志で明るい未来を切り拓いていくことだろう(写真:筆者撮影)
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ワダハルキ ライター・カメラマン

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わだ・はるき / Haruki Wada

大阪のフリーライター・カメラマン。卓球好きが高じて大阪府立大学在学中に卓球メディア「Rallys」でライター活動をスタート(自身の卓球歴は15年)。現在は卓球以外にも大学ミス・ミスターコンの取材も精力的に行う。

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