加えて、外資コンサルでは「こいつは使えない」と判断されてしまえば、プロジェクトから外されることも日常茶飯事。その状態が続けば、「どこのプロジェクトからも呼ばれない」という最悪な事態に陥る可能性もある。実際に、小杉さん自身も「人の入れ替わりは早い」と感じているという。
しかし、本人いわく「それでも大学時代よりはマシ」というのだから、改めてゼミとミスコンと外資系企業への就活の同時並行というのは、我々の想像を絶する過酷な体験だったことがよくわかる。
キャリアアップを狙いつつ「お母さんになりたい」
外コンに転職して半年しか経っていない小杉さんのなかでは、今後のキャリアビジョンはまだ明確に描けていない。それでも、目の前の仕事に本気で取り組んだ先に、自分の未来につながる何かが見えてくると信じている。
「明確な目標というわけではありませんが、将来的にはMBAの資格を活かせるようなポジションに就けたら、とは考えています」
そして、小杉さんにはもうひとつ、大事な目標がある。
「将来的に、お母さんになりたいという気持ちは強いです。『何歳までに』と決めているわけではありませんが、将来の人生プランのひとつとしては考えています。MBAを取得したのも、そういった選択を取りやすくするための保険的な意味合いもありました」


















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