横浜なのに「巨大団地群」華やかな港町の裏にある街のリアル 高齢化率約30%、都心まで60分…持続可能な郊外住宅地を目指す「洋光台」の今
しっかり整備された駅前広場には駐輪場、タクシー乗り場のほかに、バス乗り場が複数あり、頻繁にバスの発着が見られる。主要路線は横浜市南部の商業集積地である上大岡方面で、港南台や上中里団地など周辺の団地を結ぶ路線なども乗り入れる。
洋光台駅のように住宅地であっても駅前から頻繁にバスが発着する風景は、横浜市内ではよく見られる。丘陵地帯が多いことに起因するものだが、バスの発着が多いからといって大型商業施設をはじめとした大きな商業集積がみられるわけではない。
洋光台の場合は駅前にスーパー「オリンピック」と「ピーコックストア」があるが、売り場面積が非常に大きな店舗ではない。また、駅周辺に大きな商店街があるわけでもない。そうすると、人通りに対して少し商業集積が寂しいようにも見える。こうした独特の風景もまた、横浜市内の駅前では時折見られる風景である。
丘陵地に広がる団地群
洋光台の位置と駅前の雰囲気を紹介したところで、駅周辺の様子を見ていこう。
駅舎の南北には、9階から15階建ての高層住棟群が立ち並ぶ。これらはUR賃貸住宅の「洋光台中央団地」だ。駅前を南北に貫く洋光台通りから眺めると、高層住棟に挟まれた小さな駅舎がアンバランスに見える。
駅北側にある広場も特徴的だ。高層住棟の間に設けられた広場は、遠近感をうまく利用した設計になっていて、実際よりも広く感じられる。広場に面した建物の低層部は店舗として設計されており、空き区画もみられるが、青果店や飲食店などの店舗が営業している。
広場の西側、洋光台通りに出ると、南北どちらを向いても上り坂が続く。洋光台駅はちょうど谷底に位置し、坂を上った丘の上には、整然とした住宅地が広がる。住宅地は戸建て住宅を中心に、一部の区画には5階建ての集合住宅が建ち並ぶが、集合住宅の占める率が一般的な郊外住宅地より高めだ。



















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