「金利300倍」に急変 知らなきゃ損する"預けっぱなし預金"の賢い見直し術

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少しでも金利の高い預金を選ぶなら、「キャンペーン金利」が適用される定期預金を選ぶ手もあります。キャンペーン金利とは一定の期間中に預け入れると適用される特別金利のことで、特にボーナスシーズンには多くの銀行で実施されています。

キャンペーン期間中に定期預金に新規預け入れをするとポイントがもらえたり、金利が上乗せされたりします。ネット銀行のなかには、1年満期で年1.0%や、要件を満たすと年1.25%といった高水準の金利を打ち出しているところもあります。

年1%になれば、100万円を1年間預け入れたときの利息額は1万円(税引き後7969円)になります。受付期間が限定されており、実施している銀行は一部ではありますが、こうしたキャンペーンを利用して預金を預け替えるのも一つの方法です。

何度も預け替えをすると手数料がかかる

ただ、キャンペーン金利だけに注目して短期間に何度も預け替えをするのは手間がかかります。また、別の銀行へお金を移動させると他行宛ての振込手数料がかかることが多いため、せっかく付いた利息の収益が目減りしてしまう場合もあります。

銀行を選ぶときには、キャンペーン金利だけでなく通常の金利や、金利以外の使い勝手も重要です。多くの銀行では、一定額以上の預金残高、給与振り込み口座としての指定、提携クレジットカードやスマホなどの契約があるといった要件を満たすと、振込手数料やATM手数料が毎月一定回数無料になるサービスがあります。こうしたサービスを活用できるか、どれくらい「お得」になるかも考慮してみましょう。

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