そして、個人的に欠かせないのがみそおにぎり。おにぎりに特製みそが塗られた一品で、やさしい甘さが、さっぱりとした出汁と相性が良いのだ。そう感じているのは筆者だけではないらしく、取材に訪れた日も多くの人が注文していた。
ちょっと行儀が悪いが、軽く出汁に浸してから食べるのもまたおいしい。おにぎりはあらかじめ作り置きされているので温かくはないが、その方が熱が加わらず、みそのおいしさが引き立つような気がする。最後に、添えられたたくあんで口直しをしてごちそうさま。セルフサービスなので、返却口へ食器を戻して店を出る。
周囲を見ると、筆者が来たときよりも席は埋まり、入り口の行列が長くなっている。それを見ていた女性のグループが「どうせすぐ席空くもんね」などと言いながら、列の最後尾についていた。確かに、昼時の忙しい時間帯でも手際よく提供され、サッと食べ終えられるのだから、多少行列が並んでいても何の問題もないだろう。
早朝6時から開店!「朝うどん」文化が根付く
JR宮崎駅店のほかは、ロードサイドもしくはショッピングモール内に展開している豊吉うどん。発祥の地である本店はいわゆる「南宮崎エリア」にあり、1975(昭和50)年に現在の場所にオープンしたという。「三角茶屋」の名にふさわしく、三角形をした特徴的な造りが目を惹く。店内にはテーブル席とカウンター席に加えて座敷もあるので、小さな子ども連れも気軽に寄りやすい。駐車場も広々としており、車での移動が多い方は本店にも訪れてみてほしい。


















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