まずは、券売機で食券を購入。昼時などは行列ができることも多いため、直前で慌てないためにも、事前にメニューを決めておくと安心だ。
券売機すぐ横のカウンターにはエプロンに三角巾姿のスタッフが待機している。食券を渡すと、一瞥をくれるやいなや、あらかじめ一人前ずつ深めのザルに用意された麺をぐらぐらと沸いたお湯の中へ投入。うどん釜の周りには、きつね揚げや肉、天かすなどの具材が配置され、その場からほとんど動くことなく商品提供を可能にしており、さながら小さなコックピットである。長い年月をかけて洗練されてきたオペレーションとレイアウト、スタッフの手際の良さもひとつの魅力だろう。
湯気がもうもうと上がるできたてのうどんをお盆に乗せてもらったら、席を探す。テーブル席はもちろん、カウンター席も充実しているので、おひとり様でもスムーズに着席できる。調理場前にもカウンター席があり、まるでライブキッチンのようだ。
大人気なのは「天玉かうどん」?
筆者が注文したのは、「天玉かうどん」500円(税込)。何やら耳慣れないメニューだと思われるかもしれないが、天ぷら(さつま揚げ)と玉子、天かす(たぬき)の定番3品をトッピングした人気メニュー。“天”ぷら、“玉”子、天“か”す、で「天玉か」というわけだ。このユニークなメニュー名は、豊吉うどんのスタッフと常連さんとの会話から生まれたのだそう。ごはんメニューからは、「みそおにぎり」80円(税込)をチョイスした。


















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