レースで「ブロッコリーやピザ」を表現 相場の2~3倍でも『近沢レース店』のタオルハンカチが飛ぶように売れる納得理由

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コラボをする上で、最初に考えるのはブランディングの観点。「ボリュームよりも、相乗効果として、双方のファンに喜んでもらえ、両社が成長できることを1つの指標としている。規模の大小は関係なく、単純に面白そうならやってみる。新しい表現方法や、今まで見たことないレースができるかどうかはかなり考える」(近澤社長)という。

地元コラボも大切にしている

「例えばミッフィーの口のバッテンの長さをどのように調整するか、文字として漢字をレースで表現してみるのはどうやるのか、カステラの濃淡をいかに再現するか、いくらの透明感を出すためには全部を塗りつぶすのではなくいくつか穴を開けた方がいいなど、コラボすることで新しい表現方法が広がるのが面白い」(近澤社長)

ブランディングという点では、地元コラボを大切にしている。

「我々は横浜・元町の企業。地元コラボは、横浜・元町のブランディングにつながっていく」ことから、これからも積極的に行っていくという。

この柔軟さと新しさで、SNSとオンラインで一気に駆け上がった近沢レース店。

「老舗レース屋がふざけたことをやっているとか、古くからのお客様から『今はこんなになっちゃったのね』と言われ、正直、悩むこともある。近沢レース店の社員は、近沢レース店の商品が好きで仕事をしてくれているので、やっぱり自分が批判されている感覚になってしまう。ただ、SNSで批判されるほど、注目されることは一歩前進していると感じていた。

レースの概念を変えたいとずっと思ってきた。今タオルハンカチを持ってくれている方々も、キャッチーさに惹かれただけでなく、レース自体の魅力を再認識してくださった。少しおこがましいかもしれないが、そう思っている」(近澤社長)

近澤匡祐社長(撮影:梅谷秀司)

近沢レース店のタオルハンカチにより、間違いなく、日本のレースの概念は変わった。新たなジャンルを生み出したことが、大ヒットの所以だろう。

吉田 理栄子 ライター/エディター

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よしだ りえこ / Rieko Yoshida

1975年生まれ。徳島県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、旅行系出版社などを経て、情報誌編集長就任。産後半年で復職するも、ワークライフバランスに悩み、1年半の試行錯誤の末、2015年秋からフリーランスに転身。一般社団法人美人化計画理事。女性の健康、生き方、働き方などを中心に執筆中。

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