レースで「ブロッコリーやピザ」を表現 相場の2~3倍でも『近沢レース店』のタオルハンカチが飛ぶように売れる納得理由
実際にSNSの投稿をのぞいてみると、お寿司屋さんのカウンターで「いくら」のタオルハンカチといくらのお寿司を一緒に写真に撮って「これをやりたくて、今日このタオルハンカチを持ってきた」という人や、大相撲観戦のお供に「どすこい日本」のタオルハンカチを手にした人、ジュエリーやネイルと一緒にお気に入りのタオルハンカチをアップする人など、タオルハンカチを元にその世界観を広げて、発信する人が続出している。
この現象は、コロナ前からSNSとオンラインショッピングを強化させていた同社にとって売り上げ増加を加速させた。タオルハンカチの見た目のキャッチーさはSNSにピッタリとハマり、コミュニケーションとデザインが融合したのだ。
デザイン担当は主に2人!?
「商品を企画する際、営業チームが現場から吸い上げてきた意見は重要だが、囚われすぎると過去の焼き直し商品だけが並んでしまう。これから出会うであろうお客様を見据えた企画も必要で、バランスが難しかった。しかし、コロナ禍では商業施設が閉まっていた為、オンラインに特化するしかなく、ある意味で振り切れたと思う」(近澤社長)
その結果、今ではオンライン販売は同社の売上の50%を占めるまでに成長した。
タオルハンカチのデザイン担当は主に2名。「デザイナーと絵の才能を開花させた貿易担当者の2名がデザインしている」(近澤社長)という。
「デザイン会議がある時は、ある程度デザイナーが事前に考えているが、その前段階では社内の雑談から生まれたり、私がやりたいものを書いたネタ帳を基にしたり。忖度して採用されることもあれば、無視されることもあります(笑)。
基本的には会議に出ている人には、全員意見を言ってもらう。半年後の商品として売れる売れないは、その時は正解がわからない。答えのない問いに何かしらの結論を出さなければいけないので、いろんな人の意見を聞くようにしている」と、ここでもコミュニケーションを重視する。
コラボ商品も次々に生まれている。
「そもそもタオルハンカチの可能性を広げてくれたのは、2011年に偶然舞い込んできたサザエさんとのコラボだった。コラボすることで、レースでのさまざまな表現の幅が広がっている」(近澤社長)


















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