令和の東大生が聴いていた「受験ソング」TOP5――サンボマスターを抑えて1位に選ばれたのは令和を代表するバンド!

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第2位 できっこないを やらなくちゃ(サンボマスター)

第2位はサンボマスターの名曲・『できっこないを やらなくちゃ』です。タイトル通り、「できっこない」と思ってしまう状況に立ち向かう受験生が、「エールをもらえた気がした」と評価するのがこの曲です。

「東大を目指すって言ったとき、正直、自分でも無理だと思ってました。でもこの曲を聴くと、『それでもやるしかない』って思えた」(理科2類・男性)

「諦めないでどんな時も」というフレーズは、特に直前期に強い力を持ちます。理屈ではなく、感情に直接訴えかけてくる応援歌だと言えるでしょう。

第1位 僕のこと(Mrs. GREEN APPLE)

そして1位に選ばれたのは、Mrs. GREEN APPLEの『僕のこと』。カロリーメイトの受験生応援CMで使われたことをきっかけに、多くの受験生にとって「受験のテーマソング」になりました。

この曲が評価された最大の理由は、「努力が必ず報われる」とは言わないところにあります。

「頑張っても結果が出ないことがある、ってちゃんと認めてくれる歌詞がよかった」(教養学部・女性)
「それでも頑張ってきた“自分自身”を肯定してくれる。それが一番、心に残りました」(法学部・男性)

受験は、努力と結果が必ずしも比例しない世界です。だからこそ、「それでもやってきた自分は間違っていない」と言ってくれるこの曲が、多くの東大生の心に残ったのかもしれません。

音楽は、最後の「自己対話」の時間

今回のアンケートを通して見えてきたのは、受験ソングは単なる気分転換ではなく、自分自身と向き合うための装置だったということです。

不安なとき、落ち込んだとき、人に弱音を吐けなくても、音楽には気持ちを預けられる。そして、また机に向かう。

もし今、受験の真っただ中にいるなら、「自分を励ましてくれる一曲」を、ぜひ見つけてみてください。それはきっと、合否以上に、あなたの受験を支えてくれるはずです。

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西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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