「すぐ話を盛るのに好かれる人」が"絶対にしない"話の展開 "コミュ障"でもマネできる《3つのポイント》
では、ほどほどならいいのでしょうか?
僕は誰かを傷つけたり批難したりすることがなく、雑談を盛り上げる場合に多少盛るのは会話のテクニックとしてありえると思っています。
僕はいまやラグビーのスクラムでも押し負けないような、がっちり体型になってしまいましたが、大学生の頃はじつはダンスづけの日々で、かなりスリムでした。
週に5日はスタジオで汗を流し、たまにディスコのステージにも立って、照明の中でスポットライトを浴びながら踊っていたんです。レギュラーではなかったんですが、何度かそのショーに呼ばれて、観客の前で踊る経験もしました。
じつはそのとき、裏方で黒服スタッフとして働いていたアルバイトの青年がいまして─彼、いまやテレビでよく見る有名ダンスユニットの一員になってます。
こんな話を雑談でぽろっと出すと、「え、あの○○さんと一緒だったんですか?」とよく聞かれます。
「はい、同じお店で働いてました(笑)。バックヤードで会話もしたりしてましたよ」と答えると、「マジで!?」「すごいっすね!」と相手のテンションが一気に上がります。しかし、続けてこういいます。
「とはいえ、あっちはいまや全国区のスターですし、正直、僕は端っこで踊っていただけで、仲良しってわけじゃなかったんですけどね(笑)」
ちょっと盛って、ちょっと笑って、でも最後はちゃんと落とす─そんな話の使い方をすると、雑談が一気に温まります。こうした盛り方だと、本題に入る前にお互いがリラックスできます。
だから、話を盛るとしても「ほどほどに、ドラマチックに」です。
「ほどほど」程度に盛った話は許容範囲
過度な自虐や自慢は嫌われる
わかりやすい話ほど、話し手自身の経験など実際の出来事が織り込まれています。しかも、聞き手の興味が湧きそうなエピソード、それが失敗話だとなおさらです。失敗話は自虐的すぎなければ、その場の笑いを誘います。



















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