住宅ローン控除の対象外に…!? 東京・神奈川・千葉・埼玉の「災害レッドゾーン」の具体的な場所 対象区域の調べ方は?
土砂災害特別警戒区域では、特定開発行為(住宅地、福祉施設、学校等)への許可制、 建築物の構造規制(鉄筋コンクリート造など)と建築確認、宅地建物取引業者はこの区域内であることを重要事項として説明する義務があるほか、何より豪雨時や地震時には、土砂災害の懸念がある、区域外への避難が必要になることがあるなど、税制以外でも注意しておく必要があります。
東京都内の地すべり防止区域はどこにある?
・急傾斜地崩壊危険区域
これらは、一般に「砂防三法」としてまとめられることが多い、砂防法、地すべり等防止法、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律の3つの法律に基づく区域です。
土砂災害を対象としたもので、指定された地域は前項の土砂災害特別警戒区域と似た傾向があります。
東京都では、「土砂災害警戒区域等マップ」があります。地図を開いたら、右側タブで「砂防三法指定区域」を選択すると地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域の位置が閲覧できます。
東京都内の地すべり防止区域は、あきる野市、檜原村、日の出町など山間部に限られています。急傾斜地崩壊危険区域は、多摩地域に点在するほか、区部でも北区内に5カ所、杉並区、新宿区に点在しています。
神奈川県では、「神奈川県土砂災害警戒情報システム」があります。左側メニューから「砂防三法指定区域」を選択することで、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域の位置が閲覧できます。
神奈川県内の地すべり防止区域は、三浦丘陵の葉山町、横須賀市に点在しています。急傾斜地崩壊危険区域は、土砂災害特別警戒区域と同様、三浦丘陵で特に多く、多摩丘陵地域、横浜市の台地(山手側)にも見られます。
千葉県では、「ちば情報マップ」があります。防災情報→土砂災害警戒区域等・砂防3法指定区域と進むと閲覧できます。
千葉県内の地すべり防止区域は鴨川市、南房総市など県南部を中心に点在しています。急傾斜地崩壊危険区域は、丘陵地・山地の多い県中部~南部に多いですが、千葉市周辺や都内に近い松戸市、市川市などでも台地のへりに存在することがあります。



















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