住宅ローン控除の対象外に…!? 東京・神奈川・千葉・埼玉の「災害レッドゾーン」の具体的な場所 対象区域の調べ方は?
埼玉県の地すべり防止区域は、県が公開する「地すべり防止区域一覧」から確認できます。山地が多い秩父郡にまとまっているほか、県中~西部に点在しています。急傾斜地崩壊危険区域は、県が公開する「急傾斜地崩壊危険区域一覧」から閲覧できます。秩父地方や県の中西部に多いですが、さいたま市、川口市、新座市などにも台地のへりに点在しています。
首都圏で津波災害特別警戒区域に指定の地域はない
津波防災地域づくりに関する法律に基づき、津波が発生した場合に建築物が損壊・浸水し、住民等の生命・身体に著しい危害が生じるおそれがある区域です。一定の建築物の建築や開発行為に対して規制をかけ、住民等が建築物の中にいても津波を「避ける」ことができるよう、指定する区域を指します。
25年8月現在、首都圏で津波災害特別警戒区域に指定されている地域はありません。
首都圏近郊では静岡県伊豆市にありますが、首都圏の多くの自治体では建築等に規制のない「津波災害警戒区域」自体も未指定のところが多く、東京都内は全域で未指定ですが、神奈川県と茨城県のみが一部指定という状況です。
浸水被害防止区域とは、「特定都市河川流域内で、洪水または雨水出水が発生した場合に建築物の損壊・浸水により住民等の生命または身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる土地の区域」です。
首都圏では、例えば東京都では、HP上で「令和6年3月時点で、東京都内に浸水被害防止区域は指定されていません」、千葉県でも「R5.3.1現在指定なし」と記載されています。
ただし、この区域は新しい制度であり、実際には首都圏でも洪水等で浸水が想定される地域は少なからずあることから、「特定都市河川」の指定と共に今後拡大していくことが想定されます。



















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