今やゲームは教わる時代！｢ゲーム同行･ゲームの家庭教師｣は稼げるだけではない､社会的意義を感じられる副業でもあった

では、正直な話、この仕事はいったいどれぐらい稼げるものなのか。

相場としては、時給1000円から3000円程度が一般的です。実績を積み、指導力が評価されれば報酬単価は高くなり、「ランクが上がったら○万円」といった成果報酬型の案件も存在します。

具体的な収益モデルをシミュレーションしてみます。仮に時給2000円で設定し、1日3時間の稼働を月に16回（週4回程度）行ったとします。これで月収は約10万円に到達します。

通勤時間ゼロ、自宅で好きなゲームをプレイしながらこの金額を得られるとなれば、副業としての魅力は非常に高いと言えるのではないでしょうか。

主な稼働時間は、依頼主のライフスタイルに合わせて変動しますが、社会人が多い夜間や、児童・生徒が休みに入る長期休暇期間に依頼が集中する傾向にあります。

日中は学校へ行けない子どもたちの「ゲームの家庭教師」になるケースもあり、平日の数時間や土日など、自分の空き時間に合わせて柔軟にスケジュールを組める仕事だということも大きなメリットです。

必要なのはプロ級の腕前よりコミュ力

「自分はプロゲーマーみたいな腕前がないから無理だ」と諦める必要はありません。

この仕事で求められるスキルは、世界大会で優勝するような超絶技巧ではなく、アマチュアの大会に出場できる程度の腕前があれば十分通用します。

それ以上に重要視されるのが「コミュニケーション能力」です。

ボイスチャットやメッセージ機能を使って、依頼主と円滑な会話ができるかどうかが顧客満足度を左右します。

特に「ゲームの家庭教師」として接する場合、相手のレベルに合わせて分かりやすく教える言語化能力や、プレイ中のモチベーションを維持させるような声かけが必須です。

初期投資に関しては、プレイするハードウェアによって異なります。

すでにNintendo SwitchやPlayStationなどの家庭用ゲーム機を持っている場合は、新たな出費なしで始められます。

一方、PCゲームを中心に仕事をしようと考える場合は、ゲーミングPCやモニター、キーボード、マウス、ヘッドセットなどを揃える必要があり、これらを一から購入すると最低16万円以上かかる計算になります。

しかし、すでに環境が整っているゲーマーにとっては、初期費用ゼロ、毎月のランニングコストもゼロで始められる、極めて利益率の高いビジネスモデルと言えそうです。