「国産から輸入車」と「輸入車から輸入車」乗り換えた人の年齢・年収・志向に違いはあるか?
カタログやオンライン簡易見積などに記載されている金額ではなく、購入者が実際に支払った金額のデータで、「値引き前車両本体+オプション価格」「値引き額」「下取り額」「最終支払い額」を示す。

「値引き前車両本体+オプション価格」は、「国産車から輸入車」が587万円なのに対し、「輸入車から輸入車」は667万円であるので、80万円の差である。
そこから「値引き額」「下取り額」を差し引いた「最終支払い額」を確認すると、前者は480万円、後者は494万円とわずか14万円の差に圧縮される。
これは「下取り額」の差によるところが大きく、両者の間で60万円以上の差が出ている。もちろん人によってグレード選択や選択オプションが異なるので、あくまで全体の平均値である点は留意が必要だが、価格帯のイメージはつかめるだろう。
輸入車の場合は価格帯の幅が広いので、平均値だけでなく中央値の結果も紹介する。
「値引き前車両本体+オプション価格」の中央値は、「国産車から輸入車」は522万円。対して「輸入車から輸入車」は600万円。しかし、「最終支払い額」はどちらも440万円となった。
つまり、平均値で見ても中央値で見ても両者の「値引き前車両本体+オプション価格」の差は80万円程度であり、「最終支払い額」になると差はほとんどなくなるわけだ。
どんなメーカー/車種を購入しているのか?
次は、実際に購入したクルマのメーカー単位での集計で見てみよう。1位は「国産車から輸入車」「輸入車から輸入車」のどちらも、フォルクスワーゲンである。

2位と3位のメルセデス・ベンツとBMWで両者間に差はあるが、「輸入車から輸入車」を購入した人のBMW(20%)と、メルセデス・ベンツ(19%)が拮抗していることから、際立った差とは言えない。4位アウディ、5位BMWミニは変わらず、構成比も近い値を示している。



















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