「国産から輸入車」と「輸入車から輸入車」乗り換えた人の年齢・年収・志向に違いはあるか?

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BYDはBEVラインナップ拡充に加え、PHEVの投入や軽自動車規格のBEVの参入計画も打ち出しており、ディーラー拠点も100店規模まで拡大する方針を示している。

韓国のヒョンデも2022年に日本市場へ本格再参入し、2025年には300万円未満から購入できるBEV「インスター」を投入している。

年代構成・年収に大きな差はない?

ここからは輸入車オーナーを、「国産車から輸入車へ乗り換えた人」と、「輸入車から輸入車へ乗り換えた人」に分けて分析していく。まず年代構成を見たところ、両者の違いがはっきりと出た。

購入者の年代構成

「国産車から輸入車へ」乗り換えた人は、「輸入車から輸入車へ」乗り換えた人と比較して、20~40代の割合が多く、50代以上が少ない。

特に20代、30代に着目すると、「国産車から輸入車」へ乗り換えた人は合計で31%に対し、「輸入車から輸入車」へ乗り換えた人は14%にとどまる。

とはいえ、「国産車から輸入車」の人たちでもボリュームゾーンは50代以上。それまでは家族のためにミニバンに乗ってきた人が、子育てや住宅ローンといった支出のピークを越え、「そろそろ自分の好きなクルマを」と購入しているのかもしれない。

次に世帯年収のデータを確認すると、予想に反して両者に大きな違いはなかった。

購入者の世帯年収構成

全体的な傾向として「国産車から輸入車」よりも、「輸入車から輸入車」を購入した人たちのほうが、高年収側に寄ってはいるが、そこまで極端な差はない。

輸入車と一口に言っても、1000万円や2000万円以上する車種もあれば、400~500万円程度のクラスまで幅広い。そういうわけで、次は購入した車種の価格のデータも合わせて見てみよう。

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