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「幹事だけポイント貯まるのずるくない!?」 → 「いや、幹事クソ大変だから」と批判続出…《S.RIDE》の広告が"不適切ではない"のに取り下げのワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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筆者としては、表現が不適切なものでなければ、取り下げも謝罪も行う必要はないと考えている(場合によっては、行ってもよいとは思うが)。

ほっかほっか亭、ミツカンのXへの投稿は、不快に思った人が少なからずいたのかもしれないが、投稿内容自体に問題があるとは言えないので、必ずしも取り下げる必要はないだろう。

「今日の仕事は楽しみですか。」の広告は、表現自体は不適切とは言えなかったかもしれない。ただし、不快に思ったビジネスパーソンが多数いて、SNSでも多くの批判が起きていたため、取り下げたことは適切だったのではないか。

この事例は、キャッチコピーの内容だけでなく、品川駅のコンコースという、通勤の混雑でイライラしがちな環境の中、くどいくらい大量にメッセージが掲示されていたことも、怒りを増幅させてしまう要因になったと考えられる。

「幹事だけずるい」広告の取り下げは適切

では、今回のS.RIDEの件はどうだろうか? 少し行きすぎた表現をしてしまった――というところで、「炎上した」とまでも言えないように思える。「取り下げない」という選択肢もありえただろう。

ただし、批判的な意見が「ただのイチャモン」とも言いがたく、それなりに根拠があるものだったという点も事実だ。

総合的にみると、広告の掲出を終了したことは、継続するよりは適切な判断だったと言える。

批判的な意見に流されることは好ましくない一方で、根拠のある批判には真摯に耳を傾けることも重要だ。

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