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「忘年会参加したくない」50代が多い"切実なワケ" 若者の飲み会離れはウソ? 参加意欲が低い世代、高い世代の意外な結果

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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調査によると、職場の忘年会文化が「必要だと思う派」は54.0%。過半数が必要性を認めている。その理由のトップ3は以下のとおりだ。

(1)対面交流の重要性を感じる(55.5%)
(2)普段関わらない人と交流できる(44.1%)
(3)仕事以外の話ができる(35.2%)
(出所:Job総研『2025年 忘年会意識調査』)

リモートワークが増えた今だからこそ、対面での交流に価値を感じる人は多い。とくに若手社員にとっては、先輩や上司との距離を縮める貴重な機会なのだ。

一方で、自由記述には厳しい意見も並ぶ。

「ハラスメントに当たる発言があったとしても、場の雰囲気として反発できない」
「毎年幹事に任命されるが、つまり強制参加になる」
「酔っ払った先輩たちがプライベートをきいていて、新人がとても苦笑いしていた」

忘年会文化への賛否は、今も大きく分かれている。

会社が取るべき3つの対策

では、会社はどのように対応すべきか。以下の3つを提案したい。

(1)参加を強制しない

まず大前提として、参加は任意であるべきだ。「全員参加」を暗黙のルールにしてはいけない。40代、50代の管理職にも、「任意参加でもよい」と伝えることだ。

(2)時間と形式を見直す

「2時間の飲み会」にこだわる必要はない。ランチ忘年会や、1時間で終わるカジュアルな会など、形式を柔軟にすべきだ。調査の自由記述にも「ランチとかでメリハリつけてサクッと終えたい」という声があった。

(3)上司のプレッシャーを軽減する

40代50代が参加を敬遠する大きな理由として、ハラスメントリスクへの警戒がある。だからこそ、ハラスメントに関する教育・啓蒙を続ける必要がある。過度な萎縮は、かえって職場のコミュニケーションを阻害する。

これら3つの対策を実施することで、若手も上司も気持ちよく参加できる忘年会になる。義務感ではなく、純粋に交流を楽しめる場。そのような環境を整えることが、会社の役割である。

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