表向きは「不安定・弱体政治」と映る。だが、多様な価値観の幅広い民意が投影された新時代の政党政治という分析も有力だ。全体として民意が望む政治という意味で、実際は見かけと違って、「安定・強力政治」とみる。
少数政党並存では、包括型政党の悪弊だった派閥主導や密室・密議の談合政治が通用しなくなる。政治の可視化はプラス効果だ。ただし、包括型政党による1党支配や2大政党制と比べて、課題先送り、スピード欠如の決まらない政治という難点がある。
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