筆者は長く海外旅行の添乗員をしてきたので、日本の観光客も外国で同じような不安を感じているのを知っている。だが日本に来る観光客もみんな同じく不安なのだ。
「SNSを見て、日本にはオーバーツーリズムの問題があることを理解しています。自分の国をリスペクトしない外国人に怒りを感じることもよくわかります。私だって、迷惑をかけるような人たちにはパリに来て欲しくない。旅行する前にその国のマナーを勉強するのは当たり前の礼儀だと思っています」とエミリーさんは続ける。
次はレンタカーで日本を回りたい
「また必ず日本に戻ってくる」というエミリーさん。次回はレンタカーで小さな村を訪れたり、北海道にも行ってみたいそうだ。「でも次は弟を連れて行く約束をしているので、また観光地をメインに回らなければならないかもしれません」と楽しそうに笑った。「あと、次はもっと地元の日本人と話がしたいです!」。
実はインタビューの数時間後に、エミリーさんはパリから別の街への引っ越しを控えていた。「昨年大学を卒業したのですが、ついに希望する就職先が決まりました。日本とも少しだけ関係があるんですよ!嬉しいです」。
筆者を最寄り駅まで送ってくれたあと、エミリーさんは引っ越しの準備のために小走りで帰って行った。
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