パリは国際都市なので、地域によって街の雰囲気も違う。例えば、観光エリアは美しくしている。「でも裏通りや郊外などを歩くと全然違う光景が広がっています。もしかすると私も日本では観光エリアを主に歩いたからそう感じたのかもしれませんが……」。
「日本人と祈りは、生活に結びついていると感じた」
エミリーさんのお気に入りの街は京都だ。理由は「伝統的な街並みと神社仏閣がたくさんあるから」。
フランスでは1つの街に1つの教会が基本だ。しかし京都の街を歩いていると、すべての通りに大小含めてたくさんのお寺や神社や祠があり、エミリーさんは驚いた。
フランスでは教会に訪れる人は多くないので、日本も同じだと思っていたが、日本の神社仏閣では観光客に混ざって日本人も多く見かけた。「日本人にとって、祈りは生活に結びついている」とエミリーさんは感じたそうだ。
観光中に神社仏閣を訪れると、ホッと息をつくことができた。読経が聞こえ、建物や仏像、日本庭園を眺めたり。赤い鳥居の美しさ、日本人は鳥居の真ん中を歩かないようにしていることにも気付いた。



















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