「夜のスマホ時間」が人生を変える資産になる。年間数百時間のスキマ時間を発掘し、無理なく副業が継続できる一生モノの時間管理術

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時間の使い方を「見える化」したら、次に、隠れた時間を副業に割り当てる計画を立てます。

例えば、「なんとなく見てしまう夜のSNS・動画タイム」を、思い切って1日1時間削るとしましょう。

この1時間を、平日5日間、資格の勉強や読書、副業の準備に充てると、1週間で5時間、1カ月で20時間、そして1年間で240時間もの時間が生まれます。

240時間を有効活用できれば、スキルアップの実現や、新しいビジネスチャンスの獲得も決して夢ではありません。

理想のスケジュールにまずはチャレンジ

隠れた時間を特定し、副業に使えそうな時間を計算したら、いよいよ「理想のスケジュール」を作り、実際に挑戦してみます。

例えば、現在副業に費やしている時間が0時間だとして、理想のスケジュールを「1日当たり2時間の副業(朝1時間+夜1時間)」と設定するとします。

朝の1時間を捻出するためには「30分早起きして、その後のSNSタイムを30分削る」といった具体的な行動を、理想のスケジュールに書き込みます。

夜は先ほど「なんとなく見てしまう夜のSNS・動画タイム」を1日1時間削ることにしたので、それを実行することにしましょう。こちらもスケジュールに書き込みます。

このとき大切なのは、完璧を目指さないことです。

最初は「30分も早起きできるだろうか?」と不安になるかもしれません。それでもまずは「設定したスケジュールで1週間を過ごしてみる」というトライアル精神が重要です。

決めたことを守れなかったときに自己嫌悪に陥らないよう、このプロセスは「自分にとって最適なペースを探るデータ収集のためにやっているんだ」と考えてみてください。

残念ながら、理想のスケジュールどおりに進むケースはほとんどありません。ここで多くの人が挫折し、「やっぱり自分には無理だ」と諦めてしまいます。

しかし、スケジュール管理において最も大切なのは、できなかったことを悔やむのではなく、なぜできなかったのかを分析し、調整することです。

できれば毎日、難しければ週に一度、振り返りの時間を必ず設けてください。

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