翻訳家も薦める 文字だけ英語学習に「見る」を入れると劇的に変わる 《ビジュアル》で学ぶ"英語"がこうも話題になる理由
「ビジュアルで学べる英語本」が市場でも存在感
文字だけで英語を学ぶと「訳語を覚える」という学習ルートに偏りがちになり、うまく使いこなせないことが起こりがちだ。ところが、そこにひとたび視覚イメージを伴うことで、「語彙やフレーズ」と「使いどころ」が自然に結びつく、ということを前編(『英語得意だった私が「トイレ」で大恥をかいたワケ』)見てきた。
筆者にもわかるこの優れた手法に、英語学習の専門家たちが気づいていない訳がない。その証拠に、ビジュアルで英語を学べる本は、昨今、英語本の市場で確実にその存在感を高めている。
ひとつ、代表例をご紹介しよう。マーク=村木幸司氏の『見るだけでわかる!! 英語ピクト図鑑』(プレジデント社)は、ピクトグラムを使い、単語の意味・使い分け・ニュアンスを視覚的に整理した構成が特徴の一冊だ。
文字情報だけでは捉えにくい意味の広がりを、絵を通じて直感的に理解できる点が支持されている。「単語を暗記するだけでは足りない」「使い分けの感覚を身につけたい」という読者のニーズが根強いことの表れだろう。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら