《2025プロ野球》「戦力外」から這い上がった選手たち。巨人移籍の石川達也は貴重な左腕として戦力化

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同じくセ・リーグの投手では三浦瑞樹(ソフトバンク→中日)も戦力となった一人だ。

東北福祉大から2021年の育成ドラフト4位でプロ入り。

3年目の2024年7月に支配下登録されて一軍で5試合に登板して無失点と結果を残したが、球団からはオフに再び育成契約を打診されてこれを断り、育成選手として中日に入団することとなった。

二軍で結果を残したことで開幕直後の4月2日に支配下登録されると、一軍初先発となった5月1日の阪神戦では5回を投げて2失点の好投でプロ初勝利を記録。

最終的には7試合に先発して2勝3敗、防御率4.64という成績に終わったが、二軍では5勝1敗、防御率2.79と安定した投球を見せた。

チェンジアップは独特のブレーキがあるボールで右打者に強いのが特長。ストレートとスライダーを磨けば、さらに安定した投球ができる可能性も高いだろう。

パ・リーグで戦力となったのは

パ・リーグの投手では加治屋蓮(阪神→楽天)が大きな戦力となった。

JR九州から2013年のドラフト1位でソフトバンクに入団。5年目の2018年にはリーグ最多となる72試合に登板して4勝3敗31ホールドの成績を残し、チームの日本一にも大きく貢献した。

その後は故障もあって2020年オフに自由契約となり阪神に移籍。

2022年には39試合、2023年には51試合に登板していずれも防御率2点台を記録するなど中継ぎの一角として結果を残していたが、昨年は調子を落として自身2度目の戦力外となり、楽天に移籍することとなった。

今年は開幕一軍入りこそ逃したものの、4月10日に一軍昇格を果たすと、4月29日の西武戦から6月13日の阪神戦まで16試合連続無失点を記録。

夏場以降は少し成績を落としたものの、54試合に登板して2勝1敗1セーブ18ホールドをマークするなど、貴重な中継ぎの一角として活躍した。

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