イチロー&松井秀喜氏がデータ依存のMLBを危惧 「ストレス溜まる」「日本も危ない」現代野球に警鐘

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イチローと松井秀喜氏
2024年に東京ドームで開かれたイチロー選抜対高校女子野球選抜でのイチロー氏(左)と松井秀喜氏(写真:東京スポーツ/アフロ)

人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸 イチロー 2夜連続スペシャル」(MBS/TBS系)で、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が出演して大きな反響を呼んだ。

「現代野球への貴重な警鐘」

特に話題となったのはヤンキースGM特別アドバイザーの松井秀喜氏との対談で、データ重視が進む現代の野球に警鐘を鳴らすやり取りだった。

当記事は、AERA dot.の提供記事です

松井氏から「今のメジャーの試合見て、ストレス溜まりませんか?」と疑問を投げかけられると、イチロー氏は「溜まる溜まる。めちゃめちゃ溜まるよ」と即答。

イチロー氏は「まあ、退屈な野球」と続けると、松井氏は「打順の意味とか、薄れちゃっていますよね」と理解を示した。

イチロー氏は「それぞれの役割みたいのがまったくないもんね。怖いのは日本が何年遅れかでそれを追っていくので、危ないよね。この流れは」と危惧。

「目で見える情報をインプットして、そうなのかって。ある意味で洗脳されてしまっているよね。選手の気持ち、メンタルはデータに反映されないわけで。

目に見えないことで大事なことはいっぱいあるのにな、って。でもみんなそれ(データ重視)をやるから、そこの勝負みたいになっちゃって」と複雑な表情を浮かべていた。

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