転勤に同意したら初任給1.5倍!? 金銭的メリットを手厚くする企業が相次ぐ背景。「転勤なし」を選択できるかどうかも重要に

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「どれだけ充実した手当を支給されても『転勤はできない』と考え、離職につながりかねない人も相当数います。

そういう人に対しては『転勤なし』のオプションを選択してもらうことで、その会社で働き続けられることを保証する。

その上で、転勤を受け入れた人には金銭的手当によって納得してもらうというのは、かなりバランスの取れた施策だと思います」

転勤のメリットとして重視されているのは?

では、転勤のメリットについてはどう認識されているのか。

同調査では、転勤を受け入れるために最も重視される条件は、毎月の手当や引っ越し費用の会社負担などの「金銭的手当」だった。

その次に求められるのは、転勤先でやりたい仕事ができることや昇進・昇格を伴う転勤であること、希望勤務地であることなど、本人のキャリア意思を反映した「希望の実現」。

また、「なぜ自分が選ばれたのか」という説明も重要で、特に若年層は納得感を得られる「説明」を重視する傾向が強い結果も浮かんだ。

「これらの点から、転勤によって成長できることや将来的な昇進・昇格への影響よりも、金銭的な手当や自身の希望の実現といった目の前の確実なメリットが重視される傾向が見て取れます」(砂川さん)

従来の転勤制度は、将来的な昇進を前提とした「心理的契約」(従業員と組織との間で暗黙の了解や相互期待によって形成される約束)の一環とされてきたが、今はそういう時代ではなくなっている。

転勤を回避する傾向は男性よりも女性のほうが強いことも、同調査で浮かんでいる。

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