3カ月の世界一周“ひとり旅”を始めるにあたり、予算は200万円に設定した。ビジネスクラスの航空券に90万円を投じたため、宿泊費は1泊3000~5000円とした。トルコ・カッパドギアの洞窟風ホテルなど特色のある地域は例外としたが、ひと月の宿泊費が15万円を超えないようにした。
1人で個室に泊まると割高になりやすい。飛行機はエコノミーとビジネスだとシートに天と地ほどの差があるが、宿の場合はベッドや寝具の快適さに値段ほどの差が出ないと考えた。
1泊3000~5000円だと、「安宿」と呼ばれるホステル、ゲストハウスが有力候補になる。
南米やアフリカ、アジアでは「寝るだけ」でよければ数百円から1000円台でドミトリー(相部屋)が見つかる。スペインはインバウンドの好調と円安で、ドミトリー素泊まりでも5000円前後かかった。東京と同じだ。
50歳女性ひとり旅なので、一定の清潔さと安全性は譲れない。リモートで仕事をしながら世界一周していたので、仕事環境も重視した。
かつて安宿は飛び込みで泊まるのが当たり前だったが、予約サイトやレビューの進展のおかげで、水回りの様子やロッカーの有無など細かいことも事前に確認できるようになった。
女性のひとり旅「安宿のチェック項目」
ドミトリーも何度も宿泊したが、その質は千差万別・玉石混淆。中年女性が安全・快適に安宿に泊まるために、予約の前に以下を重点的にチェックするようにした。
【ベッドの仕切り】
相部屋でもポッド(寝るためのスペース)に「仕切り」があるとプライバシーをある程度確保できる。仕切りがあるドミトリーは、ない施設に比べて価格がやや高い。つまりプライバシーに追加コストを払って「距離感」を保ちたいゲストが集まるので、ドミトリーにありがちな同室ガチャのリスクも下げられる。
やむを得ず仕切りがないドミトリーに泊まったことも数度あるが、早朝や深夜に荷物のパッキングをする人がいると、音や光がダイレクトに来る。同室の人に気を遣い、居心地がよくなくて慌ててチェックアウトした結果、枕元にコンタクトレンズを忘れるなど散々だった。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら