西武レオライナー「8500系」オンリーワンの存在感 大手私鉄唯一の新交通システム「山口線」専用車両

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新宿線などでの運転士経験がある西武鉄道広報部の相沢淳さんは、山口車両基地で運転席に座ってみた感想について「コンパクトながら前方の視認性が高く、よく考えられた設計だと感じました」と語る。

“生まれも育ちも所沢”の相沢さんにとって8500系は「子供のころ遊園地やプールに出かけた際には運転席の後ろで『かぶりつき』をして前方の眺めを楽しんでいた」という思い出の車両だ。

西武8500系 運転席
8500系の運転席に座る西武鉄道広報部の相沢淳さん(記者撮影)
【写真】“かわいらしいミニ車両”のイメージだが、タイヤは近くで見ると結構なサイズ感。大手私鉄の中でも飛び抜けて個性的なレオライナー「8500系」を車両基地で独占取材。普段は見ることができない角度から眺めると……?

ルーキー登場で世代交代

西武鉄道はレオライナーの3編成を2025年度から2027年度にかけて各年度1編成ずつ、新型車両に置き換える方針。第1編成は2026年3月下旬にデビューする予定だ。

新型車両の形式は「L00系(れおけい)」。「L」は西武球場前駅(Lions)、西武園ゆうえんち駅(Leisure)、多摩湖駅(Lake)の3駅に由来。「00」は山口線沿線の可能性が無限大(∞)であることを示すという。車内の座席は側面の窓を背にしたロングシートとなる。

子どもたちの遊園地での楽しい思い出や、ライオンズファンの喜怒哀楽を乗せて走り続けてきた8500系もラストスパートを迎えている。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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