1980年代は各地で新交通システムが開業した時期だ。8500系登場時のパンフレットによると、「この新交通システムは、昭和58年3月に設定された『新交通システムの標準化とその基本仕様』に沿ってつくられた初めてのもの」という。
VVVFインバータ制御装置、運転台のワンハンドルマスコン、ワンマン運転対応などは、西武鉄道では8500系が最初に採用。比較的小ぶりな車体ながら進取の気性に富んでいる。
“鉄道車両”らしい一面も
一方で、新交通システムでは当時から一般的だった、運転台に信号を表示する車内信号方式は採用しなかったため、軌道の横に信号機が立っている。
8500系の運転台。ワンハンドルマスコンは西武鉄道で初採用だった(記者撮影)
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