下痢になる予兆としてお腹が張る不快感がある。お腹が張ったまま我慢していると、ときにはひどい体調不良に襲われてしまう。よって私はガスを出してお腹の張りを軽減したく、トイレの個室に入ってガスを抜いている。しかし、ガスだけ出したと思っても、トイレットペーパーで尻を拭いて確認すると便が漏れていることに気づく(そしていつもガックリと肩を落としている。私のプライドとお腹はボロボロだ)。
腹痛で気絶。意識が戻ると、そこには衝撃的な光景が……
34年間の人生の中で、最も盛大にお腹を壊したのは男友達と2人、世界一カオスな国とも呼ばれるインドを旅したときだ。2泊4日の弾丸渡航で、私は2日目に下痢になった。けれど心も体も元気一杯。特に問題のないまま帰りのフライトを迎えた。
身体の異変を感じたのは、離陸から1時間が過ぎた頃だ。なんだかお腹が痛い。胸もムカムカする……。ある瞬間、猛烈な腹痛が全身を襲った。慌ててトイレに駆け込んだ瞬間、私は意識を失った。
どれくらい死んでいたのかはわからない。気が付いたとき、私は暗闇の中で座っていた。どうやらトイレの鍵を閉めないまま、便座の上で気絶していたようだ(機内のトイレは鍵を閉めないと電気がつかない)。
電気をつけるため立ち上がったとき、お尻の広い範囲で冷たさを感じた。こ、これはしかして……。恐る恐るトイレの電気をつけると、そこには地獄絵図のような光景が広がっていた。便座の蓋は閉じていた。しかしお腹は下してしまっていた。ズボンとTシャツにはガッツリ下痢が付着している……。
絶望的な思いを抱えながら私は清掃した。問題はこの後だ。私は断腸の思いで、トイレ内にある緊急ボタンを押した。すぐにCAさんが飛んできてくれた。



















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