サイクリングやショッピングというのは、本来ならば疲れを伴う行動ですが、心が疲れている場合には休日を寝て過ごすよりも、疲れを取ることができるのです。
何もやりたくなければ「日光」を浴びる
体力のないビジネスパーソンであれば、「休日には、何もやる気が起こらない」という人もいるかもしれません。
「軽い運動やストレッチが体にいい」とわかってはいても、それすら「面倒くさい」と感じて、近所のコンビニに行くだけで精一杯という人にとっては、「日光を浴びる」という簡単で体力回復の効果が高い戦略が最適です。
日光を浴びるといっても、日焼けするほど日光浴をする必要はありません。休日に天気がよければ家の近所を散歩したり、それが面倒なら庭やベランダに出て、コーヒーを飲むくらいで十分です。
その理由は、日光を浴びることによって、体内で「セロトニン」が作られることにあります。セロトニンとは、脳内で分泌される神経伝達物質で、別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、次のような重要な役割を担っています。
「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」といった興奮性の神経伝達物質の活動を抑制して、心を落ち着かせる効果があります
②睡眠の調整
セロトニンは、夜になると「メラトニン」(睡眠ホルモン)に変化して、良質な睡眠に導いてくれます
③自律神経の調整
心身をリラックスさせる効果があり、自律神経のバランスを整えて、体調の回復に効果があります
アドレナリンが不足すると、イライラや不安感が募って、うつ状態になりやすくなったり、頭痛やめまいなどの身体的な不調を起すこともあります。日光を浴びながら近所を散歩すれば、筋力の維持にもつながりますが、気分転換も兼ねて、15~30分くらい日光を浴びながら読書を楽しむだけでも、しっかりと体力回復の効果が得られます。
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