「あえて丸付けしない」《実質、東大の医学部》理3合格者が実践していた驚くほど効果的な勉強法
これは、とある東大理3合格者のやっていた勉強法です。やり方はその名前の通り、問題集を解いたりテストをしたりしたときに、あえてすぐには丸付けをせず、1時間以上は放置するというものです。例えば数学の問題集を解いたら、丸付けを一旦せず、他の科目の勉強を始める。そして1時間くらいしてから丸付けをする、というものです。
一見すると「何の意味があるんだ?」という勉強法ですね。覚えているときに丸付けをしないと内容自体を忘れてしまいそうです。でも、実はこの勉強法には2つの合理的な側面があるのだといいます。
意外な2つの効果
まず1つは、「最初の勉強のハードルを下げる」という効果です。例えば丸付けを一旦せずに休憩をしたとします。人間、一度ご飯を食べたりお風呂に入ったりすると、勉強のやる気があまり出なくなってしまうもので、「勉強前にちょっとスマホでも弄ろう」と思うと一気にやる気が出なくなってしまい、その日は勉強が手に付かなくなってしまう、ということがあります。
でも、丸付けをせずに休憩に入っていると、「あ、さっきの問題の丸付けをしていないな。さっきの問題はあっていたのかな。気になるな」という気持ちが芽生えて、サッと勉強机に向かうことができるようになります。
そして、一度丸付けをして勉強を始めると、「あ、ここ抜け漏れがあったな。復習しなきゃ」「あ、この問題間違ってる。どこで間違えたんだろう?」という感じで、勉強に向かうのが容易になります。結局勉強のやる気が出ないのは最初に勉強机に向かうまでのハードルが高いからで、ちょっとでも勉強を始めてしまえば、そんなに勉強を継続するのは苦ではない人が多いです。
丸付けという、一番勉強のハードルとして低いものを残しておくことで、勉強における最初の一歩を踏み出しやすくするという効果があるわけですね。
ちなみにこのように「最初の勉強を軽めにすることで勉強を始めやすくする」というのは他の理3生でもやっていた人が多く、「好きな科目から始めるようにしていた」「昨日の復習から始める習慣があった」など、やりやすいものからやるのは多くの人にとって有効な勉強法のようです。



















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