ご飯や天ぷらをおかわりして2周目を終える頃には満腹になった。実際に食べた量は以下の通りである。
試算できなかった天ぷらを除いて他店のグランドメニューに換算すると2410円。あくまで参考価格ではあるが、食べ放題価格の1150円に対して十分に元を取れる結果になった。
夜営業はしないという営業形態
「武蔵野うどん竹國・東松山店」で1150円の食べ放題を実現できている理由の一つはおそらく店舗の営業体制にある。他店舗の竹国ではホールスタッフが数人いるが、東松山店で接客しているのは1人のみ。注文の受け取りと片付けはセルフサービスであり、他店舗よりもスタッフの手はかからない。営業時間も11時から18時までと一般的な飲食店より短いため、トータルでの人件費を抑えられていると推測できる。
また、スタッフに地元の主婦が多いことも特徴的だ。おそらく営業時間の短さが「日中だけパートで働きたい」というニーズを満たすことにつながり、人材確保の面でも有利に働いていると見られる。
1954年に埼玉県で創業した「武蔵野うどん竹國」はもともと製麺所として発祥したローカルチェーン店だ。その影響が残っているのか、うどんや天ぷらなどは店舗で仕込みを行っている。地元のスタッフが作り出す東松山店は個人店のような雰囲気もあり、おいしさと安心感と旅情を兼ね備えた店舗だった。埼玉県の北部へ訪れる機会があれば、風情たっぷりのローカルグルメをぜひ肌で感じてみてほしい。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら