話題のうどんチェーン《1150円食べ放題》本当にお得なの…?行ってみて驚いた「天ぷらの充実度」と「白米でカスタマイズ沼」の至福

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シンプルな内装の店内は昭和に流行したドライブインのような趣があり、フードコートのような放っておいてもらえる居心地のよさもある。

テーブル席に座っていた中年の女性グループ客は「広くていいわね!」とうなずき合っており、ゆとりある空間での食事が体験価値の向上につながっているようだった。

店内には大学生のグループ客も多数いた(筆者撮影)

食べ放題の目玉はなんといっても天ぷらだ。注文を受け取るカウンターにバットが並べられており、そこから好きなものを取ることができる。

天ぷらのメニューは店舗に任せられており、東松山店では季節によって使用するタネを変えているとのこと。仕込みも店内で実施しているため、個人店のような手作りの味を楽しめる。

店内で揚げた天ぷらがバットに並ぶ(筆者撮影)

筆者の訪れた日は「ごぼうかき揚げ」「さつまいも」「柿」「かぼちゃ」「人参」「ネギ天」「ちくわ天」がラインナップされていた。かき揚げやさつまいもの天ぷらは一般的なうどん店で見かける大きさだが、単品の野菜天ぷらはひと口サイズ。自分の胃袋に合わせた天ぷらを選択できる。

セルフカウンター式のうどん店ではサイドメニューをじっくりと決める時間は少なく、追加注文するハードルも高い。一方で東松山店では落ち着いて天ぷらを選んだり、おかわりもできる。このことは「安心して食事をできる」という付加価値も生み出しているように感じる。

パワー型のつけ汁うどん

10分ほど経つとマイクで食券番号を呼ばれたのでカウンターへ。うどんとつけ汁を受け取り、長方形の皿に8個の天ぷらを積みこんで席へ帰還。ご飯とカレーをお盆の上に並べると眼福な光景が広がった。

つけ汁うどん、天ぷら、カレーのフルコース(筆者撮影)

うどんは平べったくてやや厚め。断面はギザギザとしていて、箸でつかむとずっしりとしていて重い。すすってみるとやや強めの塩気に衝撃を受けたが、コシの強さとモチモチ感のバランスは取れている。クセが少なく万人ウケする食感だ。

(筆者撮影)
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