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「日本で30人」名門ホテルの凄腕コンシェルジュが提供する"至高"の体験

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一期一会を一生の思い出に

こんなこともあった。海外から来た4人の医者。どうしても食べたいレストランがあるという。森とも信頼関係が結ばれている店だった。電話をかけて予約を入れると、すんなり受けてくれた。

『東京ステーションホテル: 100年先のおもてなしへ』(河出書房新社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「場所がちょっとわかりにくいところにあったので、私も一緒に行きました。すると、お店に他のお客様が誰もいない。シェフに聞いたら、他の予約はない、と」

本当は休みだったが、森のお願いだったから、と店を開けたというのだ。

「私はスーパーウーマンではありませんから、できないこともたくさんあります。でも、できないことはチームのメンバーや、協会のメンバーに助けを求めることもできる。私には無理ですが、私の知り合いがもしかしたらお手伝いできるかもしれません、とお待ちいただくこともあります」

「お客様みんなを幸せにする、旅は人生の大事なイベントです。一期一会(いちごいちえ)という言葉がありますが、もしかしたら1回しか会えないかもしれない。でも、その1回を大事にすれば、一生の思い出にできるかもしれない」

あのときは良かった、と言ってもらえることこそが、最大の醍醐味だという。

「そうなれれば、もう幸せだな、って思うわけです。お客様の幸せが、自分にも戻ってくる仕事なのです。だから、コンシェルジュはやめられません」

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