週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

朝ドラ【ばけばけ】ハーンが「医者に行け!」と怒ったワケ 驚くほどの優しさ見せる一方で「絶対に許さない」相手にはとことん…

6分で読める
  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

ドラマでは、なぜヘブンがウメの目をそこまで気にしたのかについても、明かされている。朝食を片付けるウメに対して、ヘブンは辞書を引きながら「メ、ダイジ。ワタシ……ミエナイ」と左目が失明していることを日本語で懸命に伝えている。

回想シーンでは、同級生たちに鞄を奪われてからかわれたヘブンが取り返そうとしているうちに、飛んできた鞄が顔に直撃する。うずくまって動けなくなるヘブン。どうやら、この出来事が原因で左目の視力を失ったらしい。

優しく「イシャ……アンシン」と語りかけられて、ウメは初めてヘブンの真意に気づくという場面があった。

16歳で失明したハーンの他者への優しいまなざし

実際のラフカディオ・ハーンは16歳のときに左目をケガして失明。小泉セツは「自分があの通り目が悪かったものですから、目を大層大切にいたしまして」と振り返っている。

長男が生まれたときには「よい目をもってこの世に出て来てください」とまず、そのことを願ったのだという。セツはこんなハーンの配慮も思い出している。

「目の悪い人にひどく同情いたしました。宅の書生さんが書物や新聞を下に置いて俯して読んでいましても、すぐ『手に持ってお読みなさい』と申しました」

実際のハーンもドラマと同じように、自身の目が見えないことから、眼病を患う娘を心配しない主人に立腹して、宿から出ていくことにしたようだ。

次ページが続きます:
【ハーンが驚きの行動に…】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象