20代で「ワークライフバランス」を求める人が、30代でバランス崩壊の危機。AI時代の働き方の思わぬ落とし穴とは
働き方改革は素晴らしい変化。だが…
私は現在、時間に縛られず割と自由に働いています。夜も休日も仕事をすることもあれば、平日を休養にあてることもあります。家事育児は半分ずつ分担し、食事の用意も私がすることが多いです。
こう言うと、「ワークライフバランスが確立されてますね」と言われます。
しかし、20代のころは月200時間の時間外労働が常態化し、会社に週1、2回は泊まるような生活をしていました。結婚して子供が生まれてからも、深夜2時まで仕事をしたかと思えば夜泣きで起こされるなど、体力気力とも限界に近い中で働いていました。
そんな働き方を推奨するつもりはまったくありません。ただ、20代のうちに経験を積んだからこそ、AI時代においてワークライフバランスを実現できているのは事実です。
この10年弱ほど、働き方改革という言葉が飛び交ってきました。大企業はもちろんのこと、いまやスタートアップでもほとんど残業しないという会社も珍しくありません。30代半ばまで「動けるかぎり仕事をする」という環境にいた身としては、隔世の感があります。




















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