ホワイトカラーに"ゲルニカ"や"魔笛"はいらない 「AI時代に生き残る人」になる"3つの共通スキル"は?

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この“違和感”を持てるかどうかは、センスによるところが大きいです。ただほとんどの人の場合、センスは経験から培われた知識の量に大きく依存するものです。

多くのホワイトカラー職では、芸術的な創造性ではなく、経験とのズレに気づく力が価値を生みます。つまり、経験を棚卸しし、知識として体系化しておくことで、「違和感の質」を高めることが可能なのです。

しかし残念ながら、多くの人がこの「知識の整理」を怠っています。

経験がない人にもアドバンテージはある

経験の量がものをいうなら、ベテランほど有利──そう考える人も多いでしょうが、非ベテランにも優れた点があります。

経験豊富な人ほど、過去の成功体験からくる「認知バイアス」を持ちやすいのです。一方で、経験の浅い人は「なぜそうなのか」と問い直す力、すなわち「第一原理思考(物事の根本原理から考える)」に躊躇なく踏み込めます。

これは大きな強みです。

ベテランの武器は経験から培われた「知識」と述べました。これは知識を(学習などで)獲得することで、経験を補いセンスを高めていくことが可能なことを意味します。

さらに重要なのは、違和感を言語化できてこそ意味があるということです。言語化の巧拙は年齢に関係ありません。鍛えれば誰でも向上できます。

ゲルニカや魔笛のような「天才的創造」は不要です。

しかし「第一原理思考」「知識の整理」「違和感の言語化」は、継続すれば誰でも一定レベルに到達できるスキルです。

2026年は、この3つを意識して行動してみてはいかがでしょうか。

AIとともに働く時代において、それが“AIにやられない”ための、最も現実的な第一歩になるはずです。

大野 隆司 経営コンサルタント、ジャパン・マネジメント・コンサルタンシー・グループ合同会社代表

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おおの りゅうじ / Ryuji Ono

1986年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。アンダーセン・コンサルティングを皮切りに戦略系、デジタル・IT系、フィナンシャル・アドバイザリー系と複数の外資系コンサルティング会社にて数多くの案件を遂行。ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め2019年独立。現在はDX、イノベーション創発などのテーマにおいて、約70名の独立コンサルタントとともにチームを組成して企業支援を行う。湯河原在住。週末は自宅でドックカフェを開く。愛犬飼育管理士、わな猟狩猟免状を保有。

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