ホワイトカラーに"ゲルニカ"や"魔笛"はいらない 「AI時代に生き残る人」になる"3つの共通スキル"は?

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人間の部下のマネージでは、指示を出し、成果物をレビューし、育成を手がけ、勤務時間を調整するといったことが必要ですが、AIのマネージもこれと似ています。

AIへの指示や問いを設計し、AIの出力結果をレビューし、 AIの出力結果に対するフィードバックを行い、 AIの利用料などを管理するといったことになります。

このなかで最も重要なものが「レビューをする力」です。

レビューの肝は「違和感」を持てるかどうか

生成AIの出力において、ハルシネーション(虚偽情報の生成)がどうしても混ざってしまうことがあります。たとえば「フードバンクを観光名所として紹介」「航空会社の存在しない割引制度を紹介」といった事例は容易に見つかります。AIの出力のレビューは必須作業です。

クライアント向けの納品物であれば、時間をかけた検証が許されますが、日常のタスクでは頻度とスピードの両立が求められます

そこで重要になるのが、「ヒューリスティクス(経験則的判断)」です。つまり、完全な情報がなくとも直感的に「おかしい」と気づく力です。

この「スジのよい違和感」こそが、レビュー力の核心です。

「正解を言い当てる直感」までは不要ですが、「何か違う」「方向がずれている」「なんだか通り一遍だ」「もっとあるはずだ」と直感的に思えるかどうか。

「よい問いで掘り下げる」ことも、この違和感から始まります。

こうした違和感を感じ取れる感度が、AIとともに働くうえでの「最大の資産」であり「最大の武器」にもなります。

次ページ「違和感を持てるか」はセンスではなく知識の量で決まる
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