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こうした動きの背景には、日本人クルーズ人口の回復がある。2018年頃から日本を周遊する外国船の寄港が増え、コロナ禍を経て日本人のクルーズ乗客数も順調に回復している。
国土交通省のまとめによると、日本人のクルーズ人口(クルーズ船を利用する乗客数)は2024年には前年比14%増の約22.4万人(国内約6.1万人、海外約16.4万人)に達し、2025年にはコロナ前(約27万人)を上回る見通しだ。
日本発着のクルーズ、ますます多彩に
さらに、国内のクルーズ会社も運航拡大の動きを強めている。
これまで1隻ずつの客船を運航してきた三井オーシャンクルーズと郵船クルーズが新造船を導入。2024年12月には「三井オーシャンフジ」(3万2477トン/定員458名)、2025年7月には「飛鳥Ⅲ」(5万2265トン/定員740名)が就航して両社とも2隻体制となった。
日本発着のクルーズは、今後ますます多彩になっていくだろう。


















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