期待外れ?「AIエージェント」は"セグウェイ化"してしまうのか

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だからといって、幻滅のあまりAIへの取り組み自体が停滞するのは、企業にとって惜しい話です。

LLMやRAGが強力な技術であることは、疑いようがありません。

ここは一度、「効率化狙い」から少し距離を置いて考えてみるのも一案でしょう。

AIエージェント活躍のヒント

効率化のように、すぐに効果額を算定できるテーマではなくても、財務的成果につながる蓋然性の高い領域への活用を考えてみるということです。

もっとも、効率化を軸に企画を進めてきた企業担当者や、その提案をしてきたAI業界の側にとって、新たなテーマを見つけるのは容易ではありません。

ここでヒントになるのが、近年プライム企業で一般化している「統合報告書」です(と言っても統合報告書のドラフトをAIに書かせるという話ではありません)。統合報告書では、ガバナンス、人的資本、多様性といった要素についての記載が求められています。

そのための体制や仕組みを整えてはいるけれど、なかなか効果・メリットの実感をもてずにいる企業もあるのではないでしょうか。

実はここにAIエージェントを活用することで、「経営に効く」ものに仕上げられる可能性があると考えています。

次回は、多くの企業に共通する「多様性への取り組み」にAIをどう生かすか。言わば、「AIで多様性のメリットをビルトインする」とでもいうべきテーマについて考えてみたいと思います。

大野 隆司 経営コンサルタント、ジャパン・マネジメント・コンサルタンシー・グループ合同会社代表

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おおの りゅうじ / Ryuji Ono

1986年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。アンダーセン・コンサルティングを皮切りに戦略系、デジタル・IT系、フィナンシャル・アドバイザリー系と複数の外資系コンサルティング会社にて数多くの案件を遂行。ローランド・ベルガー、KPMG FASなどでパートナーを務め2019年独立。現在はDX、イノベーション創発などのテーマにおいて、約70名の独立コンサルタントとともにチームを組成して企業支援を行う。湯河原在住。週末は自宅でドックカフェを開く。愛犬飼育管理士、わな猟狩猟免状を保有。

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