当初は(とはいえ、わずか1年ほど前ですが)、「出張」であれば、AIエージェントが計画を立て、航空券やホテルを予約し、経費申請まで自動でやってくれるといった未来像も語られていました。
2025年には、アメリカにおいてAIエージェントの影響による「AI失業」を扱う記事も多く見られ、過剰人員を抱えることへの不安が企業の間で広がりました。
こうした期待と不安が背景となり、少なくない企業がAIエージェントへの取り組みを始めたのでしょう。
ただ、その反動として、「幻滅」が早く訪れている可能性もあります。
RPAの流行と、どこか似ている?
友人の中には、「AIエージェント界隈って、10年前にはやったRPA(定型業務を自動化するソフトウェア)みたいだよね。急激に盛り上がって、急速にフェイドアウトするかも」と言う者もいます。
AI業界からは反論もあるでしょうが、「業務での活用」
LLMは、ホワイトカラーの日常業務を確実に楽にしています。
調べ物、議事録作成、各種リサーチ、メール返信、スケジュール登録など、多くの場面で検索エンジンより効率的です。
セキュリティや守秘義務、課金額といった注意点はあるものの、企業でのLLM利用率は、すでに50〜60%に達しているのではないでしょうか。
また、RAG(検索拡張生成)を用いて、社内資料や文脈を反映した回答を得ようとする取り組みも増えています。
社内FAQやベテランの知見共有といった領域では、比較的効果を出しやすいのも事実です。
これらは、一人ひとりのタスクを確実に楽にしています。
ただし、業務プロセスそのものをAIエージェントで完結させようとすると、話は変わってきます。
それらしい回答や推薦はできても、業務を正確に最後まで完結できないケースが、まだ多いのです。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら