海外の寒さで徹底検証してわかった!ワークマン《着る断熱材》が"最強アウター"と呼ばれる理由──2900円の本気クオリティに驚いた

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実は、筆者は気温5℃のハンガリー到着時にはインナーにエアリズムとスウェットを着てXShelterを羽織っていた。

さすがにインナーがシンプルだと寒いかも…

ワークマン XShelter
10月14日のハンガリー到着時の気温。日本よりだいぶ寒い(筆者撮影)

近所のコンビニに買い物に行くなど、数十分程度の時間であれば特に大きな問題はないと感じた。が、この服装だけで四六時中過ごせるかと言われたら、それはちょっと厳しそうだ。なぜなら首元や手先、下半身から体温を奪われてしまうから。

外気温が5℃前後の環境になってくると、肌をさらけ出しているところ、特に手先は刺すように寒い。下半身の防寒力も弱いと感じた。ここでの寒さ対策を怠った結果、全身の体感体温が総崩れになることを私は学んだ。

どうやら「XShelterを身にまとっていれば万事解決」というわけではなさそうだ。中に着るインナー選びも非常に重要である。先ほど書いたように、ヒートテックなど保温性に優れたものを着るのがいいだろう。さらに、同製品は首の上の方までジッパーが閉まるとはいえ、今にも雪が降りそうな極寒地ではマフラーや手袋など、小物類をしっかり装備した方がいいだろう。

まとめると、私は今回の検証を通じてこのような感想を抱いた。

・XShelterはコスパ抜群の製品

・防寒力に圧倒的強みあり

・極寒地では手袋など小物類を着用、またはインナーに保温性の高いものを着るなどの工夫が必要

・軽くてしわになりにくく、持ち運びやすい

・旅の相棒として最適

最後に余談だが、私は今回の旅で荷物の最小化のため、あえてパジャマを持っていかなかった。よってベッドでは上半身裸で寝ていたのだが、チェコで宿泊したホテルは部屋の暖房機が故障しており、寒くてとても寝られない……。背に腹は代えられなかった私は、XShelterをパジャマとして活用。気持ちよく眠ることができた。ありがとうございます。

【もっと読む】
前編の「ワークマン『暖冬対策ウェア』2900円がバカ売れの訳」では、株式会社ワークマンにXShelter開発の舞台裏について徹底取材。同製品の抱える課題や今後の展望について紹介します。
佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター

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さとう・だいき / Daiki Sato

生活を回すために自転車のペダルを回して、気が付けば配達件数7800回以上。奨学金約500万円の返済や、人生2回の不当解雇。健康保険証のない状態での大怪我や、資産運用での大失敗など、ジェットコースターのような人生を歩んできた異色のライター。行動力と取材力、打たれ強さに定評がある。1990年生。横浜→東京→埼玉→茨城→神戸。社会に出てから40カ国以上を旅したがTOEICは300点。不当解雇とウーバーの本を出すのが夢。

X:@do69951367

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