【アップル新製品】結局なにがすごい?買い替えは必要なの?《M5チップ搭載》で一新された「MacBook Pro」「iPad Pro」「Apple Vision Pro」を解説

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M1やM2世代なら積極的に選びたい

現在M1やM2世代のApple製品を使用している人にとって、M5への買い替えは十分に検討する価値がある。単なる性能向上ではなく、使用体験の質的な変化が期待できるからだ。

特に、AIを活用したアプリケーションを頻繁に使用する人、動画編集や写真加工を日常的に行う人、大規模なデータセットを扱う人にとって、M5がもたらす性能向上は劇的だ。待ち時間が短縮され、より複雑な処理が可能になり、バッテリー駆動時間も延びる。これらの改善は、日々の作業効率を大きく向上させる。

ただし、M4を昨年購入した人が慌てて買い換える必要はない。M4も十分に高性能であり、多くの用途において不足を感じることはないだろう。しかし、M1やM2世代を使用している人であれば、M5への移行によって得られる恩恵は大きい。

M1 ProやM2 Proといったハイエンドモデルを使用している人でも、M5の基本モデルが同等以上の性能を提供する。それだけ、今回の世代交代は大きな意味を持つ。

今後、M5を搭載したMacBook Airなど、より幅広い製品ラインナップが登場するだろう。しかし、当面の間、今回発表されたMacBook ProとiPad Proが、それぞれのカテゴリーにおけるベストな選択であり続けることは間違いない。

本田 雅一 ITジャーナリスト

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ほんだ まさかず / Masakazu Honda

IT、モバイル、オーディオ&ビジュアル、コンテンツビジネス、ネットワークサービス、インターネットカルチャー。テクノロジーとインターネットで結ばれたデジタルライフスタイル、および関連する技術や企業、市場動向について、知識欲の湧く分野全般をカバーするコラムニスト。Impress Watchがサービスインした電子雑誌『MAGon』を通じ、「本田雅一のモバイル通信リターンズ」を創刊。著書に『iCloudとクラウドメディアの夜明け』(ソフトバンク)、『これからスマートフォンが起こすこと。』(東洋経済新報社)。

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