【アップル新製品】結局なにがすごい?買い替えは必要なの?《M5チップ搭載》で一新された「MacBook Pro」「iPad Pro」「Apple Vision Pro」を解説
これまで、より高性能なモデルを選んでいた層も、M5による性能の底上げによって、基本モデルで大半の作業が可能になった。特にAI処理速度の向上は顕著で、動画編集、写真処理、音声加工といった用途において、待ち時間の大幅な短縮を体感できる。ストレージ速度の2倍化も、大容量ファイルを扱う際の快適性を大きく向上させる。
価格面では、16GBのメモリを標準搭載する構成が税込み24万8800円からとなっている。ただし、大規模なAIモデルをローカルで実行する場合、32GB以上のメモリ構成を選択することが推奨される。これは約28万円からの価格帯となるが、今後数年間を見据えた投資としては妥当な選択だろう。
昨年M4を購入した人が急いで買い換える必要はない。しかし、M1やM2世代を使用している人であれば、買い換える価値は十分にある。M1 ProやM2 Proといった各世代のProモデルを使っていた人も、M5の基本モデルを選ぶ価値がある。それだけの性能の底上げが実現されている。
iPad Pro:クリエイティブプロフェッショナルに特化
iPad ProもM5チップを搭載し、タブレットというカテゴリーにおいて他に類を見ない性能を獲得した。
11インチと13インチの2つのモデルが用意され、いずれもUltra Retina XDRディスプレイを搭載する。ナノテクスチャガラスのオプションも選択可能で、屋外での視認性が大幅に向上する。Wi-Fi 7への対応、新しいN1ワイヤレスチップとC1Xセルラーモデムの搭載により、通信性能も飛躍的に向上した。
iPad Proは、一般的なタブレット用途ではなく、よりクリエイティブなプロフェッショナルに特化した製品へと進化している。Apple Pencil Proとの組み合わせにより、イラスト制作、デザイン、動画編集といったプロフェッショナルな用途において、デスクトップ級の性能を実現する。


















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