【アップル新製品】結局なにがすごい?買い替えは必要なの?《M5チップ搭載》で一新された「MacBook Pro」「iPad Pro」「Apple Vision Pro」を解説

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逆に言えば、一般的なタブレット用途であれば、iPad Airで十分だ。iPad Airがメインストリームをしっかりと押さえることで、iPad Proをよりクリエイティブなプロフェッショナル向けに特化させることができた。この製品ラインナップの明確な差別化は、消費者にとって選択を容易にする。

Apple Vision Pro:見えない進化が生む体感の違い

Apple Vision Proは、ハードウェアの大きな変更がないにもかかわらず、M5チップの搭載により劇的な体験向上を実現している。グラフィックスのレンダリング能力が高まったことで、画面の更新速度が速くなり、より滑らかで高精細な映像を楽しめるようになった。

特に重要なのが、頭部装着用ストラップの改良だ。これは小さな変更に思えるかもしれないが、装着感の向上は使用体験に直結する。長時間の使用においても快適性が維持されることは、Vision Proの実用性を大きく高める。

Apple Vision Pro
頭部装着用ストラップの改良で、装着感が向上している(筆者撮影)

M5による処理能力の向上は、Vision Proにおいて将来的に登場するAI機能の基盤となる。空間認識、視線追跡、リアルタイムの環境理解といった機能が、より高度に、より自然に動作するようになるだろう。

Apple Vision Pro
Apple Vision Pro(筆者撮影)
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