一部のアプリに限られるが、同じアプリを開いて情報を見比べるということも可能だ。
例えば、ブラウザアプリのChromeはそのひとつ。画面の左右に異なるサイトを開いて、情報を見比べたいときに便利だ。筆者は、新旧のスマホを比較するときや、サイトによって価格が異なる製品を見比べたいときなどに、この機能を活用している。
Chromeの画面分割は、GalaxyとPixelのどちらでも利用可能。ブラウザ表示中にメニューを開いて「新しいウィンドウ」を選択すると画面が分割され、右側に新しいウィンドウが表示される。
2つのアプリを表示するというと異なるアプリを想像しがちだが、ブラウザは2つ(Galaxyの場合は3つ以上)同時に開くと、より情報の比較がしやすくなる。ネットの情報を吟味したいときなどに活用するといいだろう。

メインディスプレイ用の分割表示に対応したアプリも
2画面表示にも近いが、アプリの中にはフォルダブルスマホの画面サイズに最適化しており、一般的なスマホで使うよりも利便性が増しているものがある。
単に情報量が増えるだけでなく、ユーザーインターフェイスを画面サイズに合わせているのがポイントだ。メールアプリやメッセージアプリの多くが対応する画面分割は、そのひとつだ。
通常のスマホの場合、メールもメッセージも最初の画面には届いた相手やタイトルが一覧で表示され、その中身は最初の部分しか読むことができない。全文を確認したいときには、タップしてそれを開く必要がある。
複数のメールやメッセージを読むときには、いったん最初の画面に戻ってからまた開くという動作を繰り返す必要がある。

これに対し、フォルダブルスマホのメインディスプレイでアプリを開くと、左にメールやメッセージの一覧、右にその中身という具合に画面が分割されることがある。アプリによって対応状況はまちまちだが、GmailやLINE、Googleメッセージといった代表的なアプリはもちろん、大手キャリアが提供する+メッセージもこの表示形式に対応している。
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