Galaxyの画面比率は正方形に近く、半分に折った状態だと横長になりすぎてしまため、アプリによってはやや見づらくなってしまう側面はあるが、パソコン風に使えて操作がしやすい。フォルダブルスマホは、半折りの状態で使うと利便性が高まることは覚えておいて損はないだろう。
複数アプリの同時利用が利便性を高める
フォルダブルスマホを開いたときの画面サイズは、ちょうど折りたたんだときの2倍。折りたたんだときが通常のスマホサイズということは、開くとスマホを2台並べたようなサイズ感になる。つまり、2つのアプリを並べた際に、どちらも一般的なスマホと同じサイズで表示できるということだ。
1つのアプリを大きく表示できるだけでなく、マルチウィンドウで2つ以上のアプリを表示する際に、大きな画面が真価を発揮する。ビジネスではメールを見ながら予定を入力したり、ブラウザを開いて最新の情報を確認しながらメモを取ったり、さらには書類を開きながら電卓アプリで検算したりといった使い方ができる。
一般的なAndroidスマホでも画面分割機能を利用すれば同様のことはできるが、フォルダブルスマホのほうが画面がより見やすい。さらに、Galaxyでは、3つまでアプリを開いたうえに、ポップアップウィンドウで表示することで4つ以上のアプリを同時に開くことも可能だ。さすがにここまで多いと見づらくなってしまうが、複数の作業を同時並行でこなしたいときには3つぐらいのアプリは開きたい。

また、アプリによっては、コンテンツのドラッグ&ドロップにも対応している。例えばギャラリーアプリで写真を表示しながら、隣にLINEを開き、送信したい写真をLINE側にドラッグすれば、そのままそれを相手に送ることができる。2台のスマホを並べたのではできない芸当だ。メニューを出して、共有ボタンを押してアプリを選んで……という手順を簡略化できる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら